動画学習サイトは独学Webデザインに最適
この記事では、独学に欠かせないオンライン型の動画学習プラットフォームについて、解説していきます
オンラインで学べる動画学習サイトは、独学者の強い味方です。
動画学習サイトの強みとしては、以下の内容があります。
- 実際に手を動かしている動きが見れるので、デザインの作り方が直感的にわかる
- 耳と目から情報が入るので、文字だけより理解が深まる
- 隙間時間にスマホ等でも見れる
- 動画を見ながら実際に自分の手を動かせる
動画学習は今やデザイン独学のスタンダードです。
また、動画の中で講師を務めているのはプロのデザイナーですので、すでにデザイナーとして働いている人やまだまだ勉強が足りないと感じている人に向けた中級者向けの動画もあります。書籍だと初心者向けが多いのですが、レベル別に講座を選べるのも動画学習の良いところですね。
また動画学習は安価なものも多く、書籍で学ぶより断然コスパが良いです。
ラジオがわりに講師の話を聞くだけでも、勉強のモチベーションが上がること間違いなし。
Webデザインを学べる動画学習サイトには、以下の2つがおすすめです。
- Udemy(ユーデミー)海外で人気のオンライン動画学習サイト
- Schoo(スクー)サブスクで動画が見放題。生配信に参加もできる、日本発の動画学習サイト
この記事では、「Udemy」と「Schoo」の2つを紹介し、それぞれの特徴や使い方、違いを解説していきたいと思います。あなたにぴったりあった動画学習ができますように!
この記事を書いている私は、Web業界歴17年になるフリーランスデザイナーです。どちらのサービスも頻繁に利用しています!
Webデザインが学べるオンライン動画学習サービス比較
まずはサクッと比較表をつくってみました。会員数や動画本数はUdemyの方が圧倒的に多いですが、Udemyはアメリカのサイトでユーザーもほぼ海外なので、この差がついただけです。
Udemy | Schoo | |
---|---|---|
本社 | 米国 | 日本 |
動画本数 | 20万本以上 | 8,000本以上 |
利用会員数 | 5,000万人 うち日本は130万人 | 80万人 |
支払い | 買い切り型 | 無料 / サブスク |
利用料金 | 1,200円〜 | 980円/月 |
ジャンル | ITが多め | ビジネス・IT・趣味等 |
無料サービス | 無料コースあり 返金制度あり | 生放送は無料視聴可 |
website | website |
ここで比較している、UdemyとSchooはどちらも人気の動画学習サービスです。
使い方は簡単。会員登録後に、アプリやブラウザ上で、動画を閲覧するだけです。
完全無料のYoutubeとの違いは、
- 講師がUdemyまたはSchooの認定を受けた、現場の一線で働くプロ
- 一つの講座につきカリキュラムがしっかりしている。
- 講座のレベルが高い。特にIT分野に強い
- ITやデザイン以外にも魅力的なトピックがあるよ
といった特色があります。
詳細は下の方にありますが、まず2社の一番大きな違いとして、
料金がサブスク型か買い切り型で分かれている点があります。
「サブスク型」のSchooは月額980円というコスパの良さで、全ての動画が見放題です。大学の講座に似ていて、いろいろな動画をザッピングして楽しめます。
一方Udemyは一本一本の動画を購入する「買い切り型」で、一つの動画の専門性が高く、カリキュラムに則って深く学んでいきます。書籍を動画に落としたようなものです。
それぞれの特徴についてもっと詳しく説明していきます
Udemyとは
Udemyの概要
Udemy(ユーデミー)とは、2009年にアメリカで生まれたオンライン型の動画学習プラットフォームです。世界中の会員数が5000万人ですからね。むちゃくちゃ多いです。
Udemyには、20万本以上の学習動画がアップされていて、すべてUdemyに認定されたプロ級の講師たちの講座となっています。講義はLIVEではなく、録画したものを視聴するのみです。
例えば、「デザイン」で検索するとラインナップはこんな感じです。
興味深そうな内容の動画がたくさんありますよね。
値段が高く見えますが、頻繁にセールをやっているので、問題ありません。セール時だと9割引くらいに下がります(笑)もはや定価で買っている人がいるとは思えない価格。
この講座の中から気に入ったものを選んで購入する「買い切り型」になります。
Udemyの料金体系
月額ランニングコストはない。欲しい動画の分を払うだけ。
Udemyの動画の購入には会員登録が必要ですが、会員になるのは無料です。月額費のようなものはありません。
欲しい動画だけを購入すればいいので、無駄のない買い物ができます。一度購入すると、何度でも後から見返すことができるのもありがたい。
Udemyの動画は定価が普段は2万3万するものもざらにあります。確かに中には講座時間が30時間を超えるものもあり、授業内容が濃いので高いのも納得ですが、この金額では複数の動画には手を出せませんよね。
でも大丈夫です。ほぼ毎月かなりの頻度でUdemyはセールを行なっています。セール時になると、定価の90%オフとかで購入することができます。3万円の講座も1,500円になったりします。
なので、セール時を狙ってまとめ買いがお得ですよ。
私なんか買いすぎて積みゲー状態になっています
30日間の返金保証あり
Udemyには30日間の返金保証があります。これは、動画を試聴した後でも、その動画が自分の思っていたのと違うのであれば、購入費用を返金してくれるという制度です。
一般的にダウンロード型・オンライン型のサービスは返金NGだし、試聴した後でも返金対応してくれるのは、ありがたいですよね。
私も手違いで一度返金処理をしたことがありますが、ちゃんと手続きされましたのでご安心を。
ただし、何度も繰り返す悪質な行為はNGです。
Udemyの良い点
Udemyの強みについて紹介します!
ITの流行に強い
IT業界というのは非常に流行の流れが早く、特に技術的なことは3年経つともう古い情報になってしまうことも多いです。そのためWeb業界の人間は常にトレンドを意識してWebサイトを考えていかなければいけません。
Udemyの講師は、その業界で実際に活躍している人だけがUdemyに認定されます。そのため、ITのトレンドに強い動画が集まっています。
動画の内容が専門的
Udemyの強みは、アップされる動画の専門性の高さにあります。例えばYoutubeでもたくさんの動画があがっていますが、説明している人は実はデザイナーじゃなかったりただのマーケッターだったりします。YoutubeでUdemy並みの専門的な動画は見かけません。
Udemyの場合は、経歴がしっかりとしたその道のプロ講師で実務経験も豊富な人・会社が主ですので、安心です。
また、Udemyの動画は初心者でもわかるところから徐々にレベルアップできるようなカリキュラムで動画がインデックスされています。乱雑でポイント的にしか学べないYoutubeと違い、体系的な学びをすることができて無駄がないです。
実践的な動画が多い
ただデザインソフトの使い方を学ぶ動画だけでなく、プロの現場スキルをふんだんに織り込んだ実践的な動画もあります。初心者が知りたいテクニックやプロのデザインソフトの使い方を学べるので、非常におすすめです。
レビュー機能や無料試聴機能がある
Udemyには購入した人からの投票機能があり、5段階評価やコメント等も追加できます。購入前に動画の評価を参考にすることができます。
また、講座の最初の方を無料視聴できますし、万が一の返金保証もあるので、動画選びも気楽に楽しく選ぶことができます。
質問機能もある
わからない点は講師に質問することもできます。まれに返事がない人もいますが、大体の講師はきちんと返事を返してくれます。ITスキルを独学で学ぼうとすると、ほとんどの人がわからない点で手がとまってしまい、聞く人がいなくて途方に暮れてしまった経験があると思います。挫折したまま辞めてしまう人も少なくありません。
Udemyではプロの講師に、その動画でわからなかった点を聞くことができます。
Udemyはこんな人におすすめ
- 本格的にデザインスキルを学びたい人
- デザインスクールに行かずに独学でデザインを勉強したい人
- 書籍が苦手な人
- HTMLだけ、フォトショップのレタッチだけ、といったスポットで勉強したい人
Schooとは
Schooの概要
スクーとは、2021年に日本で誕生したオンライン学習サイトです。「世の中から卒業をなくす」というミッションのもとに、ずっと学び続けられる動画コンテンツをインターネットを介して提供しています。
Schooは企業の新人研修等のeラーニングに使われることが多く、ITスキルだけでなくビジネスマナー等の講座も人気です。
Schooは日本生まれなので、日本人にも馴染みの良いサービスです。
Schooの「デザイン」カテゴリのラインナップは以下の通り。
この講座が全部見放題ってすごくないですか?
Schooの講座は生放送で、生放送終了後はアーカイブ講座としていつでも講座を視聴することができます。
生放送に参加できた場合は、現実のオンライン授業のようにチャットで参加することができたり、ブラウザ上のノートにメモを書き込んだりできます。臨場感があって本当の授業みたいですよね。スクーは授業っぽさを目指しているみたいです。
Schooの料金体系
Schooは無料で視聴できる生放送講座、そして放送終了後はすべてアーカイブ動画として保存されます。
生放送の視聴だけなら費用はかかりませんが、過去のアーカイブ動画を見るなら月額980円の契約になります。
なんといっても、この980円で動画が見放題なのがSchooの最大の魅力だと思います。
Schooの良い点
980円で動画が見放題というコスパの良さ
schooにはたくさんの見応えのある動画があります。デザインに関するテクニック・ノウハウはもちろんのこと、デザイン思考などためになる動画も多く、目移りしてしまうほど。
これらの講座が全て月額たったの980円で見放題というのは、コスパが良すぎと言えます。お財布が厳しい独学者の強い味方です。
授業のカリキュラムがしっかりしている
こちらもSchoo認定のプロのみが講師となっていますので、安定感・信頼感があり、専門性も高いです。
また受講者代表のアナウンサーとともに学ぶというスタイルになっているので、初心者にもわかりやすいです(逆にテンポが悪いという口コミも見受けられました)
隙間時間に視聴ができる
SChooは出勤前の電車の中だったり、家事の合間だったり、ほんの少しの隙間時間を狙って視聴ができる手軽さがあります。ラジオやポッドキャストに近いかも。
Udemyと違ってサブスクで見放題ですので、動画を選ぶのも気兼ねなく、面白そうな動画をどんどんザッピングすることができます。
Schooはこんな人におすすめ
- 隙間時間に動画視聴を行いたい人
- 生放送に授業として参加したい人
- とにかくいろんな動画を見たい人
- デザインに限らず色々なことが学びたい人
どっちもおすすめ
私としては、どちらもおすすめです。Schooのサブスク料金はかなりの安さですし、解約やまた再契約も可能です。
Udemyも気になる動画があれば、セールを狙ってどんどん購入してみましょう。
いろいろなデザイナーの講義を受けることで刺激にもなるし、自分のノウハウの勉強にもなりますよ。
無料講座を受けてみよう
悩んだ時は無料サービスで検討してみましょう。
まずUdemyの場合、無料で会員登録後に、検索窓より「デザイン」等自分の知りたいカテゴリを検索します。
その後、絞り込みで「価格→無料」を選び、必要に応じて「言語→日本語」にします。
そうすると、完全無料の講座が表示されます。
それ以外にも、有料動画も一部無料公開しているものが多いので、購入前に確かめてみましょう。
Schooの場合は、生放送の授業に限り無料で視聴することができます。会員登録後に、生放送予定の授業を探してみてください。生放送なので、時間が決まっています。時間になったら、参加しましょう。
またSchooでは980円のプランがお試しで7日間使うことができます。
まとめ
・どちらも専門性が高く、講師の質が高い
・サブスクが嫌ならUdemy。気楽にいろいろな動画が見たいならSchooで。
・無料講座でお試しができる
・動画学習は実践的な学びができる、独学にもとってもおすすめの方法です