センスがなくてもWebデザイナーになれる?センスに絶望した私が今もフリーランスでやれている理由

デザインの勉強を始めて、こんな気持ちになったことはありませんか。

参考サイトを真似て作ってみたけど、なんかダサい。

他の人の作品を見て「全然違う、もうダメだ」と落ち込む。

オリジナルを作ろうとしても、何も思いつかない。

「自分にはセンスがない」と思って、手が止まる。

正直言って、私自身が、今でもセンスに自信がありません。

それでもデザイナー歴20年、今もフリーランスで仕事しています。

センスへの自信がなくても、やれています。

目次

「デザインセンスがない」の正体

「センス」という言葉は、あいまいすぎますよね。

センスの正体は「見た量と真似た量」です。

生まれつき特別な審美眼を持っている人なんて、ほぼいません。

プロのデザイナーだって、最初はめちゃくちゃもっさりした、素人じみたデザインしか作れません。

見て、真似て、「なぜいいのか」を考え続けた結果が今です。

ちなみに流行は変わります。 数年前のイケてるデザインが今見るとダサい、なんてよくある話です。

センスに「正解」はなく、常に更新されていくもの。積み上げていくもの。

センスがなくて絶望しているなら、それはまだ途中にいるだけです。途中にいるということは、先があるということでもある。

比較している相手がおかしい

「自分にはセンスがない」と感じる瞬間のほとんどは、誰かと比べたときです。

でも、その比較相手をよく見てください。

SNSに流れてくるすごいデザインは、いわば上澄みです。

しかも作った人は、何年も続けてきたデザイナーだったりします。

でも、実際はSNSで発信していないデザイナーなんてたくさんいる。

Pinterestにも載らないし、参考用のまとめサイトにもまとめられない。

世の中のデザイナーの9割は、そんなもの。

料理を始めた1ヶ月目の人が、ミシュランシェフの料理と自分の料理を比べて「自分には才能がない」と落ち込むのと同じです。

「向いていないかも」と感じるのは、センスの問題じゃなくて、比較対象がズレているだけです。

今のあなたと比べるべきなのは、1ヶ月前の自分だけでいいです。

デザインセンスの鍛え方|まず「真似る罪悪感」を捨てる

ここからは具体的な話です。

デザインをするとき、なぜか真似をしないでいきなり自分の頭だけで考えようとする人がいます。

ミュージシャンは好きな曲を弾いて上手くなる。

画家は好きな絵を模写して上手くなる。

デザインだって同じ。 プロのデザイナーはみんな、真似してうまくなっています。

完全なコピーはNGですが、デザインの真似はしていい

まず手を動かしましょう。

ただし、「なんとなく真似る」は危険です。

理由を考えずに真似たデザインは、古臭いテンプレートのようなダサさになります。

「なぜこのフォントか」「この余白の意味は何か」を考えながら手を動かしてみあしょう。

1.まずデザインルールを覚える。それだけで化ける人がいる

「なんとなくそれっぽく」作っている人ほど、 基本ルールを知った瞬間に見違えます。

色は3色以内、余白を広くとる、フォントは定番に絞る。 まずルール通りに整えるだけでいい。

初心者ほどゼロから頭で考えて イラストを描くようにデザインを起こそうとしますが、 それは違います。

まずは型通りに組む。 その型を体に入れるのが最初のステップです。

デザインルールは、YouTubeや書籍などで学べるので、自己流の人ほど3冊くらい本を読んでみて。

デザインはルールです。

2. 最低100回は模写する

模写は何回やりましたか?

10回じゃ全然足りない。

最低100回やると、見えてくるものがあります。筋トレと同じ。

今日は何もやる気が起きないと思ったら、何も考えずに模写してみましょう。

センスは1日で育ちません。でも、ある日突然、壁を超える瞬間がきます。

昨日まで「なんかダサい」としか思えなかったものが、「ここの余白が足りない」「このフォントが合っていない」と具体的に見えるようになる。その瞬間が、必ずきます。私自身、そういう感覚を実感しています。

だから、その日まで手を動かし続けてほしい。

模写しても伸びないという人ほど、数が足りない…。

3.得意ジャンルを1つ決める

センスを早く育てるには、得意ジャンルを1つ決めることです。

医療系・ビジネス系・キッズ系・女性向けなど、 デザインのテイストは業界によって全然違います。

全部うまくなろうとすると散漫になる。

闇雲に模写するより、例えば「金融系」「学習塾」ジャンルを1つに絞って、バナーなりサイトなりを繰り返した方がセンスが伸びやすいです。

「このジャンルはこういう構造になっている」という型が、体に入ってくる感覚があります。

結果的に全体的なセンスも伸びるし、他のテイストにも応用が効くようになります。

自分が「好き」と思えるテイストを選ぶのが一番です。

好きなものは自然とたくさん見るので、引き出しが早く増えます。

4. 「プロの真似」を自分のレベルまで引き下ろす

「あんなすごいサイトは作れない」と諦める必要はありません。

すごいサイトの中から、自分にもできそうな部分だけを抜き取ればいい。

全部を真似しようとするから苦しくなります。

1つずつ自分のものにしていく。

数ヶ月後には、その「抜き取った断片」が頭の中で組み合わさって、オリジナルのデザインが作れるようになります。

5. 「好きじゃないデザイン」の理由を考える

「なんかダサい」と思ったら、そこで止まらずに理由を言語化してみてください。

「色がうるさすぎる」「どこが大事な文字かわからない」「余白がなくて窮屈」。

そのうち、自分はその逆をやればいいとわかります。

「引き出し」を増やすだけでなく、自分の失敗を未然に防ぐ防御力を鍛えられます。

6.言語化で満足して終わらない

言語化は大事です。デザイナーに必要なのは、「デザインの言語化」。それは間違いない。

でも「分析した、なるほど」で満足している人を、何人も見てきました…。

分析したら、すぐ手を動かす。これが重要です。

7. 日常で「引き出し」を増やす

センスは勉強机の前だけで育ちません。

街の看板、雑誌のレイアウト、アプリのUI。

日常の中でいいと思ったものをスマホで撮って溜めていく。

センスは「一朝一夕」にはつかない。だからこそ、日常的なインプットは必要です。

ファッションセンスも、料理のセンスも全部そう。最初は全然なくても、日常の積み重ねで積み上がっていく。

8. フィードバックをもらえる場所に出す

一人で完結させない。

デザインコミュニティやSNSに出して、反応をもらう。

自分では絶対に気づけないデザインのズレを教えてもらえます。

コミュニティが苦手な人は、ココナラなどに有料だけど単発の添削サービスもあります。

70点でいい。センスへの自信がなくても仕事はできる

最後に、一番伝えたいことを話します。

最初から100点を目指すから、手が動かなくなる。

70点でいいです。なんなら60点でもいい。

70点のものを作って、出して、フィードバックをもらって、80点にすればいい。センスは完成してから磨くもので、磨いてから完成させるものじゃない。

私は今でもセンスに自信があるわけじゃないです。「これでいいのかな」と思いながら納品してます。それでも仕事は続いています。

クライアントが求めているのは、べつに完璧なセンスの作品じゃありません。課題を解決するデザインがあればいい。

自信がなくてもデザイナーはやっていけます。

まとめ:今日から始める、デザインセンスを磨くステップ

  • センスは生まれつきじゃなく、ルールの積み重ねと量で育つ
  • SNSの上澄みと比べるのをやめる。比べるのは1ヶ月前の自分だけでいい
  • 真似ることへの罪悪感を捨てる。ただし「なんとなく真似る」はNG、理由を問いながら手を動かす
  • 言語化は大事。でもそれだけじゃダメ。分析したらすぐ手を動かす
  • 続けていれば、ある日突然、壁を超える瞬間がくる
  • 50点以下のデザインしか作れなくても、フィードバックをもらって、少しずつ上げていく
  • センスへの自信がなくても、仕事はできる

センスがなくて絶望しているなら、それはまだ途中にいるだけです。

途中にいるということは、先があるということでもある。

一番大事なのは、焦らないことです。毎日少しずつ積み重ねたスキルは、絶対に裏切りません。

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