【質問・悩み】
Webデザインスクールに通い始めましたが、HTMLとCSSが難しすぎてついていけません。
エラーが出ても原因がわからないし、そもそもデザインがやりたいのにコードを書いている意味がわかりません。
コードが苦手でもWebデザイナーになれますか?
これは、Webデザインを習い始めた人から本当によく聞くことが多い、素朴な疑問です。
HTMLで挫折してスクールを辞めてしまう人、Webデザイナーを諦める人を、何人も見てきました。
結論から言うと、コードが苦手でもWebデザイナーとして仕事はできます。
ただし、前提として、知っておいてほしいことがあります。
デザインがやりたいのに、なぜHTMLを勉強するの?
多くのWebデザイン教材やスクールでは、HTMLを当たり前のように学びます。
受講者のほとんどはWebデザイナー志望なのに、なぜか、ほとんどの授業をタグの勉強に費やしている。
これは、疑問を持って当たり前。
もちろん、HTMLを知っておくと強いです。その理由は後述しますが、でも、デザインがやりたい人にとって、HTMLは最初にやることじゃない。
HTMLもCSSも難しく感じる理由
私が未経験や初心者の人と接してきて、
HTMLが得意な人は最初からはまる。
苦手な人はずっと苦手なまま。
というのは感じます。
苦手な理由は3つあります。
1. やりたいことと、やっていることが違う
デザインがやりたいのに、やっていることは英語だらけの コードとにらめっこ。 この違和感が、モチベーションを静かに削っていきます。
2.少しの間違いで動かなくなる。しかも誰にも聞けない
すぐにレイアウトが崩れる。 どこが間違いかわからない。調べても解決しない。 この繰り返しで、心が折れます。
3.覚えることが終わらない
タグ、CSSのプロパティ、レイアウト、レスポンシブ……。 覚えても覚えても、次が出てくる。 ゴールが見えないまま走り続ける感覚です。
HTMLにハマった人は、その後デザインではなくコーダーやフロントエンジニアといった職種を目指す人も多いです。
コードが苦手なデザイナーでも仕事はできる
大丈夫です、コードが書けなくても、Webデザイナーとして仕事はできます。
理由は2つあります。
1. デザインとコーディングは分業できる
Web制作の現場では、デザインを担当する人とコーディングを担当する人が分かれているケースが多いです。
なのでデザイン専門で活躍しているフリーランスも、たくさんいます。
2.ノーコードツールという選択肢がある
今は、コードを書かずにWebサイトを作れるツールが充実しています。
Figmaはデザインを作るツールですが、Figma Sitesという機能で、デザインしたものをそのままサイトとして公開できるようになっています。
また、Studio・Wixではブラウザ上でテンプレートを編集するだけで、ボタン一つでサイトが公開できるノーコードツールです。コードを一切書かずに、クオリティの高いサイトが作れます。
デザインがやりたいなら、まずFigmaでデザインを学ぶ方が近道です。
デザインの基礎を身につけてから、必要に応じてHTMLを学ぶ。その順番の方が、挫折しにくいです。

それでもHTMLを身につけると強い理由
「じゃあHTMLは不要なの?」と思った人へ。そうではないです。
HTMLとCSSができるデザイナーは、実装を意識したデザインができます。
HTMLを知らないデザイナーは、Webサイトに実装できないデザインを平気で上げてくる問題に陥りがち。
「このレイアウト、レスポンシブにできない」
「このフォント、Webフォントで使えない」
「このアニメーション、CSSでは再現できない」
コーダーやエンジニアが困ってしまうし、 修正のやりとりで時間もコストも余計にかかります。
「このデザイン、コードで再現できるか?」という視点を持てるデザイナーは、現場で重宝されます。
また、HTMLがわかると既存サイトの 簡単な修正依頼も受けられるようになります。
テキストの変更、画像の差し替え、レイアウトの微調整など。 案件の幅が自然と広がります。
ただし、最初からやらなくていい。デザインができるようになってから学んでも、全然遅くないです。

令和の今、生成AIでHTMLの学び方は変わった
昔はエラーが出たら自力で解決するしかありませんでした。
調べても出てこない、誰にも聞けない。それで挫折した人が山ほどいました。
今はAIに聞けば一瞬で解決します。
コードをそのままAI(ChatGPTやClaudeなど)に貼り付けるだけで、原因と修正方法を丁寧に教えてくれます。
昔なら1時間悩んでいたエラーが、数分で解決する。
しかも基本さえわかっていれば、実装はAIが書いてくれる時代になっています。
昔ほど完璧に覚える必要はない。さらっと基本を理解したら、あとはAIと一緒にやればいい。
HTMLが難しかった時代と、今は違います。今から学ぶ人の方が、ずっと有利です。
HTMLを頑張りたい人のロードマップ
「HTMLをしっかり学びたい」という人へ。
焦らなくていいです。HTMLとCSSは、正しい順番で学べば必ず身につきます。
ポイントは3つです。
① 全部覚えようとしない
HTMLのタグは100種類以上ありますが、実務でよく使うのは20〜30種類程度です。まず使う頻度が高いものだけ覚える。
② 作りながら覚える
教材を読むだけでは身につきません。実際に手を動かして、自分のポートフォリオサイトや模写サイトを作りながら覚えるのが一番早い。
③ エラーはAIに聞く
エラーが出たらコードをそのままAI(ChatGPTやClaudeなど)に貼り付けて聞いてください。昔はエラーで詰まって挫折する人がほとんどでしたが、今はAIが丁寧に解説してくれます。これだけで挫折率が大きく下がります。
HTML/CSSの具体的な学習ロードマップはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ
- デザインがやりたい人に、HTMLは最初にやることじゃない
- HTMLが難しく感じるのは、成果が見えにくい構造の問題。あなたのせいじゃない
- コードが書けなくてもWebデザイナーとして仕事はできる
- デザインがやりたいならまずFigmaから始めるのが近道
- HTMLは「いつか身につけると強いスキル」。最初からやらなくていい
- 学ぶならAIをフル活用する。エラーはAIに聞けば解決できる
HTMLが難しくて挫折しそうなら、それは入口を間違えているだけかもしれません。
デザインがやりたいなら、デザインから始めていい。その方が、絶対に続きます。
この記事を書いた人

- Web業界歴20年
- 会社員デザイナー →フリーランスへ
- 一児の母・在宅ワーカー
業界の片隅で20年近くやってきました。これからWebデザインを学びたい未経験の人のために情報をまとめています
