会社員Webデザイナーからフリーランスになった話。独立のタイミングとリアルな10年

私は会社員Webデザイナーとして働いたあと、フリーランスとして独立しました。

この記事では、独立したタイミングや、実際に10年以上フリーランスとして働いて感じたリアルな経験を書いています。

フリーランスWebデザイナーの体験談を読むと

「収入アップしました」
「自由な働き方ができています」

という話をよく見ますよね。

でもこの記事は、そういう成功談ではありません。

売上が下がった時期もあったし、産休も育休もありませんでした。

仕事中心の生活だった時期もあれば、仕事時間が大きく減った時期もあります。

それでも、気づけばフリーランスを10年以上続けています。

私の独立した体験談が誰かの参考になればと思い、できるだけ正直に書いてみます。

目次

独立したのは30歳手前。正直、かなり軽い気持ちでした

もともと美大出身でもデザイン専門学校出でもなかった私、当時流行りのWeb制作会社に勢いで入りました。

当時は氷河期の真っ只中で、大卒でもまともな就職が取れない時代。大手企業なんて夢のまた夢。

平凡以下の私を拾ってくれたのは、零細企業に近い小さな制作会社でした。

そこで数年働き、30歳になるまえに独立してフリーランスになります。

当時働いていたデザイン会社は、もともと外注でフリーランスに出している仕事も多く、

「フリーランスになりたい人は止めない」

という雰囲気の会社でした。

フリーランスとして出入りしている人を見るたびに、その働き方がなんとなく自由に見えたんですよね。

「一度フリーランスに挑戦してみたい」

「ダメだったらまた転職すればいいか」

そんな軽い考えで、独立しました。

でも、当時の自分にはそのくらいの気持ちじゃないと動けなかったのかもしれません。

もう一つ理由があります。

会社の人間関係が、だんだんしんどくなってきていたんです。

人の入れ替わりも激しくて、職場の雰囲気もギスギスしていた。

当時よくあったタイプの、絵に描いたようなブラック企業で、朝から晩まで馬車馬のように働いていました。

お金を使う時間もなく、気づいたら生活費半年分くらいの貯金ができていました。

独立前にやったこと。最初の仕事の取り方

独立する前に、いくつかの取引先には「フリーランスになります」と声をかけていました。

紹介してくれる人がいたり、仕事を振ってくれる人がいました。

元の会社からも少し仕事をもらえましたが、後で少しトラブルがあって、そのつながりはなくなりました。

残りの仕事は、ほぼ新規開拓です。

当時はクラウドソーシングをよく使っていました。

最初は単価もかなり安かったです。

でも、そこからつながって、10年以上続いているクライアントもいます。

驚くことに、今でも仕事をいただいています。

ただこれは、当時のクラウドソーシングの状況が今より少し良かったのかもしれませんね。

独立直後は、意外と不安よりも勢いでした

独立して最初の数ヶ月は、意外と大丈夫でした。

新しいことを始めた高揚感もあって、勢いで仕事をこなしていた感じです。

もちろん不安はありました。でもそれよりも「とりあえずやってみよう」という気持ちが強かった。

保守案件も少しずつ増えていきました。

「もしダメだったらまた転職すればいい」

この気持ちは、独立してからもずっと持っていました。

良かったのかどうかはわかりませんが、そのくらいの気楽さがなかったら続かなかったかもしれません。

結婚・出産前に仕事の土台を作れたのは大きかった

独立したのは、まだ結婚も出産もしていない時期でした。

フットワークも軽かったし、仕事にかなり時間を使っていたと思います。

今振り返ると、完全にワーカーホリックでした。

でもその期間に仕事の土台を作れたことは、後から考えると大きかったです。

出産で仕事を休むことになったとき、待っていてくれたクライアントもいれば、その間に離れていったクライアントもいました。

逆に、こちらから契約を終わらせた仕事もあります。

それでも、戻る場所があった。

もし独立のタイミングが違っていたら、ここまでスムーズに戻れたかはわからないなと思います。

一番動ける時期に、フリーランスとしての土台を作れたのは、幸運でした。

出産後のフリーランスは、正直かなり大変でした

一番大変だったのは、子どもが生まれてからです。

売上は、はっきり言って下がりました。

家事と育児は基本的に私がやっているので、仕事時間はどうしても減ります。

昔みたいにフットワーク軽く動くこともできない。

これは今も続いています。

会社員なら当たり前の産休・育休も、フリーランスにはありません。

正直に言うと、 産休・育休がなかったこの時期は、 会社員として働き続ける道も、今なら十分ありだったかもしれないと思うこともあります。

最近はリモートワークも増えているので、余計にですね。

独立のタイミングは、本当にその人次第だと思います。

それでもフリーランスを続けている理由

大変なことも多いですが、フリーランスの良さもあります。

子どもの体調不良で急に休んでも、会社に迷惑をかける心配がない。

学校行事にも参加できるし、子どもの予定に合わせてスケジュールを組めます。

会社員だったら、「また休んでしまった」と申し訳ない気持ちになっていたと思います。

この精神的な自由は、数字には表れませんが私にとってはとても大きいです。

まとめ

フリーランスWebデザイナーとして10年以上続けてきて思うのは、この働き方は、SNSで見るほどキラキラしたものでもないけれど、特別な人だけができる働き方でもない、ということです。

収入が上がるとは限らないし、自由な時間が増えるとも限りません。

特に子育て中は、仕事時間が減って売り上げが下がる時期もありました。

それでも私がフリーランスを続けているのは、この働き方が自分の生活には合っているからだと思います。

在宅で働けることや、子どもの予定に合わせて動けることは、やっぱり大きいです。

ちなみに私の場合は、かなり軽い気持ちで独立しました。

正直、「ちゃんと準備してから独立しました」というタイプでもありません。

それでも、なんとか10年以上続いています。

だから、フリーランスは、特別すごい人だけができる働き方でもないんだと思います。

もちろん大変なこともありますが、自分に合っていれば、続けていくことはできる。

これから独立を考えている人にとって、少しでも参考になればうれしいです。

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