コミュ障のままフリーランスWebデザイナーとしてやってきたこと

フリーランスに必要なコミュニケーションについて徹底解説

私はコミュニケーションが苦手なままフリーランスになり、何度も仕事で痛い失敗をしてきました。

それでも10年以上続けてこられた理由を、実体験と一緒にまとめます。

目次

コミュ力がなくて失敗した話

交渉下手で何度も失敗してきた経験です…

契約せずに動いて、30時間が消えた話

知人の紹介案件で「急ぎで」と頼まれ、契約を後回しにしてとにかく手を動かしました。

しかし、納品直前に「企画自体がなくなった」と。

契約書も着手金もなかった私は、1円も請求できず。相手を信用しなきゃという気持ちからコミュニケーションが怖くてなあなあにした結果だと痛感しました。

「お任せ」を鵜呑みにして、ほぼ作り直しになった話

「あなたのセンスでお任せします!」という言葉を信頼と勘違いし、確認不足のまま進めた結果、初カンプで「なんか違う」と言われ全ボツに。

「お任せ」って、お互いにとって一番トラブルを生むやりとりですよね。そう言われても細かく確認することが大事だと学びました。

言ってみれば、「相手の頭の中の言葉にできない正解を当てて」という難しい依頼だと思います。

納期を決めなかったせいで生活が崩れかけた話

「いつでもいいから」という言葉に甘えて、納期を曖昧にした案件。あちらがルーズなのもあり、後から来た仕事に追われ、その案件はずっと私のToDoリストに居座り続けていました。

そして、こんな案件ほど急に納期はやってきます。いきなり「来週には欲しいんだけど」と言われてめちゃくちゃ焦りました。言葉足らずの確認不足を痛感しました。

安請け合いした「ちょっとした修正」が、徹夜を招いた話

「少し直すだけだから」と頼まれ、断れずに引き受けたら、実は構造から手を入れる大作業でいた。

親切心のつもりが、結局キャパオーバーで大変な思いをしました。

「確認します」と一言クッションを置く勇気が必要でした。


フリーランスに必要なのは、社交性より丁寧な確認

フリーランスの世界を見てきて思うのは、仕事が来るのは「営業力がある人」か、「スキルがある人」のどちらかです。

私のような営業力がないタイプは、スキルを磨いてきましたが、コミュニケーション能力と違って、スキルはやればやるほど絶対に向上するのでやりがいはありました。

そして、新規が苦手だからこそ、リピートしてもらえるよう頑張りました。

リピートに繋げるために重要なのが、「確認する力」です。

細かく聞く。曖昧なまま進めない。何度でもすり合わせる。

クライアントが求めていたのは、「自分の大事な仕事に丁寧に関わってくれる人」や「ズレがないよう何度でも確認してくれる人」でした。

これを徹底してから、トラブルは激減し、仕事も途切れなくなりました。


私が考える、守りのコミュニケーション

私が意識したのはフリーランスの「守りに入ったコミュニケーション」です。


ヒアリングが苦手だからこそ、徹底した「ヒアリングシート」を作る

話をまとめるのが苦手なので、私は事前に、質問項目をまとめたヒアリングシートを送ってます。

・デザインの目的(集客/採用/ブランディング)
・参考にしたいデザイン
・ターゲット層
・納期と予算感

もっと細かいですけど、それに沿って淡々と確認する方法をとっています。

認識ズレや聞き漏れがなくなるのと、シートに沿って進めればいいので、お互い円滑にヒアリングができます。

「お金」と「納期」の交渉は、感情を挟まずルールで決める

予算や納期の話って、一番やりづらいところですよね。相手も少しでも自分有利にすすめたがりますし。

言いにくい話ほど、契約書や価格表に明記しておきます。もちろんそれでもごねてくる人はいますけど、無駄な交渉が減りました。

値下げに応じる限界ラインも、先に決めておくと消耗しません。

「営業」ができない分、スキルを伸ばす時間を増やす

スキルがあって誠実な仕事をすれば、口下手なままでも仕事は回ります。

営業で何度も失敗してわかったこと

値下げ交渉に合わせて赤字案件になったこと。
断れずに引き受けて消耗したこと。

私はSNS発信も営業トークも得意ではありません。

だからこそ、早い段階でスキル重視の戦い方に切り替えました。

さらにいうとデザイン以外の武器があると強いです。

特に、マーケティング、WordPressやStudioなどの知識は、次に話す提案力にもつながります。

「提案」は、相手との関係を1段階あげてくれる

フリーランスとつながるクライアントの多くは、基本孤独に頑張っている社長や個人の方が多いです。ITの知識がなく「誰に相談すればいいか」と悩んでいます。

最先端の知識でなくていいから、相手の困りごとに寄り添った提案をできれば信頼関係は確実に作れます。

そこから、次の案件や紹介につながることも。

営業が苦手なら「商品化」して売る

コンペが苦手、予算交渉が必要な受託案件はしんどいという人は、自分のスキルや制作物を「パッケージ(商品)」するというやり方もあります。

ココナラなどがおすすめですね。

相手が選んで買ってくれる仕組みなら、営業プロセスをスキップできます。

「修正」や「無茶振り」に、心が折れないための距離感を持つ

デザイン案が一発で通ることは稀です。一流デザイナーでもガンガン直しがきます。

修正や無茶振りがきても、「自分」が否定されたのではなく、あくまで「案」へのフィードバックだと割り切りましょうね。

心が折れないためには、仕事と自分の心との間に適度な距離を置くことが大切です。

丁寧さを積み上げる

即レス・納期厳守。それだけで大きな差になります。

10年見てきてわかった。評価され続けたのは「誠実な人」

フリーランスを続ける中で、さまざまな同業者を見てきました。

スキルが高い人も、営業がうまい人もいました。

それでも長く仕事を続けている人に共通していたのは、とてもシンプルでした。

納期を守る。
連絡を返す。
約束したことをきちんとやる。

正直、「これだけで評価される世界なんだ」と驚きました。

実際、クライアントから
「ちゃんと納期通りに出てくるの助かります」
と言われたことも何度もあります。

誠実に仕事を積み上げられるだけでも、信頼は大きな差別化になります。

コミュ力がなくても、フリーランスは続けられる

フリーランスの世界は、想像以上に「人柄」と「安心感」が重視されます。

クライアントの本音は、「うまい人より信頼できる人に任せたい」です。

一度安心して任せられると、人は簡単に担当を変えません。

新しいフリーランスを探し、一から説明し、信頼関係を築き直すのは、想像以上に手間と時間がかかるからです。

まとめ

正直に言うと、最初から最高のクライアントに出会えるわけでは全くなく…。

フリーランス初期は、無理な要望や相性の合わない案件に疲弊してストレスばかりがたまりました。

それでも徐々に、無理な要求をする人は自然と離れ、信頼でつながるクライアントだけが残っていきました。

コミュ力があがったわけではないのですが…、顧客が厳選されていくのも、フリーランスの良いところでもありますね。

この記事を書いた人

  • Web業界歴20年
  • 会社員デザイナー →フリーランスへ
  • 一児の母在宅ワーカー

業界の片隅で20年近くやってきました。これからWebデザインを学びたい未経験の人のために情報をまとめています

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