【質問・悩み】
Webデザインスクールへの入学を考えています。
でも種類が多すぎて、どれを選べばいいかわかりません。何を基準に選べばいいですか?
迷うのは当然です。
Webデザインスクールは今や雨後の筍の如く乱立していて、料金も内容もサポートも全部違います。
大体以下のスクール形態に分けられると思いますが、いちがいにどれがいいというものでもなく。
SNS型
InstagramやXで発信しているオンラインサロン型。個人や小規模運営が多い。フットワークが軽い反面、実績や運営の安定性は確認が必要
YouTube広告型
広告費をかけて集客しているので規模は大きめ。ただし広告色が強く、内容より集客に力を入れているスクールもある
企業運営型
会社組織として運営しているスクール。安定性や実績はあるが、画一的なカリキュラムになりやすい
この3つが混ざっているのもありますしね。
生活スタイルや予算、ゴールは人それぞれなので「これを選べば間違いない」とは言えません。
ただこの記事を読めば、自分に合うスクールがだいたい絞れるようになりますよ。
まず怪しいスクールを除外する
残念ながら、Webデザインスクールには明らかに怪しいスクールも存在します。
誇大広告というレベルではなく、詐欺に近いものもあります。
なので、まずは、明らかに信頼性が低いものを除外しておきましょう。
私が「怪しい」と思うスクールの特徴はこれ、です。
- 受講料がホームページに明記されていない
- Webデザインを教えるスクールなのに、ホームページがない。あっても質が低い。
- SNSで宣伝していて、問い合わせがLINEへの誘導のみ
- 「卒業後に月収50万円」など根拠のない収入保証をうたっている
- 運営会社の情報(所在地・代表者名)が見つからない
また一つの目安として、補助金・給付金の対象スクールかどうかも参考になります。
令和8年現在、国はWeb・IT人材不足の解消のため、スクールへの多額の補助金・給付金制度を設けています。
この対象スクールとなるには国の審査があるため、一定の信頼性の担保になります。
ただし対象外でも良いスクールはあるので、あくまで判断材料の一つとして考えてくださいね。

「自分のゴール」を決める。それだけで半分絞れます
スクール選びで一番最初にやることは、比較サイトを見ることではありません。自分のゴールを決めることです。
ゴールによって選ぶべきスクールは全然変わります。
各スクールも実績を上げたいので、転職に強いスクール、副業・フリーランス支援に特化したスクールと、それぞれ特色を出しています。
転職・就職したい
転職・就職サポートが手厚いスクールを選ぶ必要があります。
私が見てきた範囲では、大手スクールは独自の求人紹介ルートを持っていたり、企業が好むポートフォリオの作り方に知見があったりします。
就職実績を公開しているスクールは、その数字も参考にしてください。
副業・フリーランスを目指したい
仕事の取り方を教えてくれたり、案件獲得までサポートしてくれるかを確認してください。
スクール側が発注者となって実務をロールプレイしてくれるところもあります。
講師が実際にフリーランスで活躍しているスクールであれば、よりリアルなアドバイスがもらえますよ。
スキルアップしたい
サポートより内容とコスパで選べばいいです。
すでに基礎スキルを持っていて、もっと底上げをしたいというのであれば、サイトに講師の経歴がしっかり掲載されているスクールがおすすめです。
費用と補助金で選ぶ
スクールの受講料は、安いもので10万円台、高いものでは80万円前後まであります。
幅がありますよね。ただし、費用だけで判断するのは危険です。
期間やカリキュラムによって違いがありますし、高いスクールが良いわけでも、安いスクールが悪いわけでもありません。
サポートの充実度と費用のバランスで判断しましょう!
補助金・給付金を使えば大幅に安くなる
意外と知られていないのですが、補助金・給付金を使うことで、高額な受講料の負担を大幅に下げることができます。
補助金・給付金には条件がありますが、当てはまる人は積極的に考えてみてください。
特にシングルマザーの場合は、支給額は高額です。
| 名称 | 支給額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| リスキリング補助金 | 受講料の最大70% | 在職者(パート・アルバイト含む) |
| 一般教育訓練給付金 | 受講料の最大20% | 雇用保険1年以上加入 |
| 専門実践教育訓練給付金 | 受講料の最大80% | 雇用保険2年以上加入 |
| ひとり親給付金 | 最大193万円 | ひとり親であること |
全てのスクールが対象ではないので、気になるスクールが給付金の対象かどうかを最初に確認してくださいね。
補助金・給付金が使えるスクールと、もらえる条件はこちら


学習スタイルで選ぶ
自分のライフスタイルにあった学習スタイルじゃないと、続くものも続きません。
通学型+全体授業
校舎に通学して、他の受講生と一緒に講師の授業を受けるスタイルです。学校に近いイメージですね。
未経験だとこのイメージを持っている人が一番多そうですが、実はこのタイプのスクールは意外と少ないです。
まず、校舎があるスクールが少ない。
・プロ講師に直接指導を受けられる
・同期と一緒に学ぶので結束が強くなる
・チーム制作など実践的な経験が積めるなど、メリットは多いです。
挫折率が低いのもこのタイプの特徴です、講師も親身な人が多いので、私はこのタイプのスクールが好きです。
ただし授業の時間が決まっているのでライフスタイルによっては難しく、校舎の数も限られているので地域によっては選びにくいのが難点ですね。
通学型+自学自習
校舎はあって自由に出入りできるけど、基本は動画教材を見ながら自学自習するスタイルです。
校舎に講師がいるので、疑問点をその場で直接聞けるのが大きなメリットです。
チャットでは伝わりにくいニュアンスも、対面なら解決しやすいです。
仲間との距離も近くなるので、横のつながりができやすいですね。
自分のペースで進められる自由さと、通学の安心感を両立できるのがこのスタイルの特徴です。
ただし校舎に通う必要があるので、育児中の人や地方在住の人には選びにくいのがデメリットですね。
このタイプのスクール
オンライン完結型+集団授業
校舎はなく、Zoomなどを使ってリアルタイムで講師が授業を行うスタイルです。
自宅にいながら、他の受講生と一緒に授業を受けられます。
自分以外の人へのフィードバックが聞けるのも意外と勉強になります。
初心者でも「一人じゃない」という安心感があり、同期との繋がりも強くなりやすいです。
ただし授業の時間が決まっているので、仕事や家事育児のスケジュールと合わせる必要があります。リアルタイム参加が難しい人には向いてないですね。
オンライン完結型+自学自習
Webデザインスクールの中で一番多いスタイルがこれです。校舎や授業の縛りがない分、価格も安め。
自宅で動画教材を見ながら、好きな時間に自分のペースで学べます。
質問やわからない点はチャットで随時対応してもらえます。
仕事や育児と両立したい人、通学が難しい地方在住の人に向いています。
マイペースに進められる反面、自走力は必要。
自分でスケジュールを立てて学び続ける力がないと、途中で止まってしまいやすいです。
カリキュラムで選ぶ
カリキュラムの中身は必ず確認しましょう。
学習期間
短期集中型(1〜3ヶ月)と長期型(6ヶ月〜)があります。
短期型は価格が比較的安めで、基礎とノウハウを一気に学べます。
ただし内容は基礎中心なので、卒業後の学びが重要でもあります。
長期型はじっくり実践に近い内容まで学べて、実力はつきやすいです。
ただ私が見てきた中では、途中でモチベーションが落ちて離脱してしまう人も…。
どちらがいいかと聞かれたら、内容の充実度では長期型に軍配が上がります。
ただ予算の兼ね合いもあるので、短期で基礎を固めて、あとは独学やオンラインサロンで補うというやり方も十分ありだと私は思います。
デザインのみか、コーディングまで学ぶか
デザインだけを学ぶスクールと、HTMLやCSSのコーディングまで学ぶスクールがあります。
デザイナーでもHTMLコーディングを学んだ方がWebデザインにも活きるし、仕事の幅も広がります。
ただしコーディングが苦手だと、せっかくのスクール期間をほぼコーディングで潰してしまってもったいないなという人もいます。なので、デザイン専門のスクールを選択するのもあり。
デザインのみを学べるスクールもあります


AIやノーコードに対応しているか
最近はAIツールやStudio・Wixなどのノーコードツールを取り入れたカリキュラムが増えています。
今から学ぶなら、AIは必須。また、副業希望なら、ノーコードに対応しているスクールを選ぶ方が実務に近いスキルが身につきます。
また、SHElikesのように、いろんなスキルを学び放題のスクールもあります。
案件保証・実案件経験とは何か
スクールの中には「案件保証」や「実案件経験あり」を売りにしているところがあります。
初心者にはわかりにくい言葉なので整理しておきます。
案件保証とは
卒業後に、スクールの方から実際の案件を発注してくれます。(支払いあり)
いきなり本番デビューではなく、予行練習のようなもので、実際の受注から納品(入金)までを、スクールとのやり取りで体験することができます。
実案件経験とは
在籍中に実際のクライアントの仕事を経験できるカリキュラムです。架空の課題ではなく、本物の案件に取り組むので、より実務に近い経験が積めます。
ロールプレイ形式のスクールもあります。クライアントとのやりとりや見積もり、納品までの流れを、講師や受講生同士で疑似体験するものです。
スクールの中には自社のグループ企業からの実案件を、練習課題として実際にロールプレイさせてくれるところもあります。
就職支援・副業支援って実際何をしてくれるの?
「就職支援あり」と書いてあるスクールは多いですが、中身はスクールによって全然違います。
充実しているスクールがやっていること
- 面接練習・履歴書や職務経歴書の添削
- ポートフォリオの添削・フィードバック
- スクール生限定の求人紹介・企業とのマッチング
- 卒業生コミュニティへの参加
- キャリアアドバイザーによる個別カウンセリング
副業・フリーランス支援があるスクールがやっていること
- 副業のスタート方法のレクチャー
- 実際の案件を受注して納品するまでの実践サポート
- クラウドソーシングの使い方・プロフィール添削
「支援あり」の一言だけで判断せず、無料カウンセリングで具体的な内容を確認してみてくださいね。
コミュニティの活発さで選ぶ
スクールによっては、受講生同士のコミュニティが充実しているところがあります。
同じ目標を持つ仲間と一緒に学べる環境だと、モチベーションが保ちやすいですよね。
活発なコミュニティの確かめ方
- SNSでスクール名を検索して、受講生や卒業生の投稿が多いか確認する
- ハッシュタグや卒業生アカウントが活発に動いているか見てみる
- 無料カウンセリングで「受講生同士の交流はどのくらいありますか」と直接聞く
ただし、コミュニティが合うかどうかは人によります。
人との交流が苦手な人にとっては、むしろプレッシャーになることもあります。
また、スクールとしてのコミュニティは活発にあるけど、自分は入らなかったという卒業生も多いです。
コミュニティを重視するかどうかは、自分のタイプに合わせて判断してくださいね。
無料カウンセリングを積極的に使う
Webデザインスクールは、どこも最初に「無料相談」を設けています。
塾や習い事と一緒で、いきなり契約とはならず、まずは無料相談を通してそれから良いと思ったら、契約の流れになります。
スクールを選ぶ上で、無料カウンセリングは絶対に活用してください。
ホームページだけではわからない情報が、直接聞くことで見えてきます。
気になるスクールは複数受けて比較するのがおすすめです。はしごしても全く問題ありません。
カウンセリングはあくまで情報収集の場なので、その場で契約する必要はありません。
強引に勧誘してくるスクールはほぼないので、気軽に受けてみてください。
複数比較することで、サポートの手厚さや講師の雰囲気、カリキュラムの違いが体感としてわかってきます。
迷っているなら、まず受けてみることが一番の近道です。
失敗しないスクール選びのチェックリスト
入学前にこれだけ確認しておけば、後悔しにくいです。
ゴールの確認
- 転職・就職か、副業・フリーランスか、自分の方向性を考える
- スクールのカリキュラムが自分のゴールに合っている
カリキュラムの確認
- AIツール・ノーコードなど最新スキルが含まれている
- 学習期間が自分の生活リズムに合っている
サポートの確認
- 就職・副業支援はなにか
- 卒業後もサポートが続くか
- 質問対応の方法はなにか
費用の確認
- 給付金・補助金の対象かどうか
- 分割払いが可能か
- 返金制度があるかなど
無料カウンセリングを活用して、上記を一つひとつ確認してから決めるのが一番です。
以下は、私のおすすめスクールをまとめた記事です。参考になれば!






