完全在宅ワークが可能な動画クリエイターは、女性の副業にも最適です。
伸び盛りの分野なので、しっかりとスキルを身につけたら月5万円は十分クリアできる目標値です
実際私は女性としてIT業界に長くいますが、動画編集の需要は右肩上がり。かつ女性の人材が不足しているので、女性の動画クリエイターの需要を強く感じます。
そのため、副業を始めたいけど悩んでいる女性には「動画編集」は強くおすすめできるスキルのひとつです。
この記事では、なぜ女性の副業に動画クリエイターがおすすめなのか、どうすれば動画クリエイターになれるのか、さらに副業を成功させる方法について解説しています。
Webデザインは挫折したけど、動画編集は楽しんで勉強できたという友人がいます。今は副業で動画クリエイターとして頑張っています!
この記事を書いているのは、Webデザイナー歴17年、フリーランス歴10年の現役フリーランスです。
動画クリエイターってどんな仕事?
2023年在宅ワークの中でも人気が高い、動画クリエイター。
動画クリエイターというと、Youtubeの企画を考えたり、TikTok で流す動画をいちから作る仕事に思えるかもしれません。しかし、実際には自分で動画を作ったり撮ったりするというよりは、「動画をうまく編集すること」を生業とするお仕事です。
元の素の動画に、かっこいい効果をつけたり、テロップを入れたり、BGMを入れたりといった作業ですね。冗長な動画を短くまとめる依頼も多いです。
動画クリエイターのお客様は、個人だったり企業だったり、さまざまです。
身近なところでは、
・ウェデイングビデオのムービー制作
・幼稚園・保育園の卒業ムービー制作
・YouTuberの動画の編集
がイメージしやすいと思います。
企業からのお仕事だと
・動画広告
・企業のPR動画
といった案件があります。
依頼次第では自分で撮影することもありますが、基本的には在宅で黙々とPCの前で編集作業にいそしむお仕事です。
動画クリエイターの収入の例
ざっくりとですが、動画編集にはこのような内容のお仕事があります。
Youtube用の動画の編集(5,000円〜)
Youtubeに流す動画に効果をつける、テロップにする、テンポ良くする、30分くらいの動画を10分に短くする等の依頼があります。副業におすすめ。
結婚式や子供のムービー(5,000円〜30,000円)
結婚式で流すムービーや、卒園式卒業式その他子どものイベントで流すムービー、自分達のMV等、さまざまな依頼があります。副業におすすめ。
動画広告の作成(15,000円〜10,0000円)
数秒の簡単なSNS広告から、本格的なものまで。毎月たくさんの動画広告が消費されていますよね。依頼件数が多いジャンルです。
企業のPR動画や簡単なPV等(10,000円〜10,0000円)
企業のPR動画、地方自治体のPR動画、その他イベント等のPV等。多彩なセンスが必要になりますが、頼み先が見つからなくて困っている団体が多いです。あなたの身近な人から動画制作の依頼が来る可能性も。
なぜ動画クリエイターが女性の副業におすすめなのか
理由1:動画がまだまだこれから伸びるジャンルだから
動画はもはや私たちのライフサイクルになくてはならないもの
動画の視聴者数は右肩あがりですし、動画広告に関する市場予測も大きく伸びています。
このグラフの通り、動画市場は今圧倒的な成長期を迎えています。それに伴って、動画クリエイターの需要も右肩あがりです。
例えば、YouTubeを発信したいけど動画編集に時間を使いたくない人にとって、パートナーとして編集してくれる人は喉から手が出るほど欲しいもの。
また企業も動画の可能性を感じているものの、忙しくて内部制作している余裕はなく、外注でお願いできる動画編集者を常に探しています。
今後、YouTubeやTicktokに代わる動画プラットフォームがいつ生まれてもおかしくない現状。
まだまだ動画クリエイターの数も足りていないし、動画制作自体がまだまだ荒削りでこれからクオリティが伸びていくジャンルだと思います。
理由2:動画編集(デザイン)はWebデザインに比べてまた成熟していない
今は、Webデザインより動画編集の方が参入しやすいです
女性の副業で人気があるのは、Webデザインです。Webデザインは私も本職で20年近くやってきているのですが、始めたての頃と比べるとだいぶ成熟しきったジャンルになりました。初心者でも求められるクオリティが格段に上がっています。
一方動画編集は、まだまだこれからです。今の動画デザインは、10年前くらいのWebデザインを彷彿とさせる荒削りさがあり、新規参入者が入りやすい土壌になっています。
誤解を恐れず言うと、そこまでセンスを必要とせずとも、それなりのスキルがあれば仕事がとれるジャンルです。
理由3:動画編集は覚える知識がシンプル
在宅の副業として人気が高いプログラマやWebデザインですが、覚えなければいけない知識やスキルが今やボリュームが多すぎて、ものになるまでに時間がかかります。それに比べると、動画編集は扱う範囲が動画のみなのでシンプルで体型的な勉強がしやすく、短期間で開業へと進むことができます。
また、Webデザイナーやプログラマの副業は会社で経験を積んで独立した人が多いのに比べて、副業で動画クリエイターをやっている人は、未経験で1から学んだ人も多いです。
理由4:動画制作に女性のセンスを必要としている企業・個人がたくさんいる
動画クリエイターは現場では男性の方が多いのですが、今、女性のセンスが動画に強く求められています。
もともとマーケットの消費活動は断然女性の方が多い。企業の動画広告も、女性をターゲットにしたものがたくさんあります。
デザインの現場でもそうですが、女性向けのデザインをお願いした時に、女性デザイナーがすんなり作れるものでも、男性デザイナーが作ると「なんか違う…」ということが多いです。
女子的なセンスは、女性は生きているだけで身についている人が多い。そして、女性のセンスで作れる動画を求めている企業や個人のインフルエンサーがたくさんいます。
実際に私も、女性っぽい動画作れる人いない?と案件を打診されることがあります。女性動画クリエイターの需要がたくさんあるのです。
編集で女性の肌やスタイルに手を加える時も、女性目線で作った方が絶対にトレンド感が出るんですよね
理由5:動画の勉強や制作はすべて在宅でできるので副業としても最適
動画クリエイターになるまでの勉強から実際の仕事まで、すべて在宅で完結することができます。
さらに、動画編集の仕事は、短時間のものも多い。
主婦の方や会社員の副業としての在宅ワークにピッタリなんです。
育児や家事で忙しく長時間の外出が厳しい人でも、家で隙間時間に勉強&仕事することができます。
また、動画は若い人向けのものではありません。主婦向け、ママ向けの広告動画やYouTuberもたくさんいます。30代や40代の女性の知識やセンスが役に立つことも多いです。
動画クリエイターはこんな人におすすめ
動画の副業に向いている人はこんな人です。
- こつこつ細かい作業を頑張れる人
- 日頃から動画が好きでよく見ている人
- なんとしても在宅ワークで収入を得たい人
私は細かい作業なんて向いていない!という人でも意外とはまるのが動画編集の味わい深さ。
とにかく動画編集は単純に楽しい作業ですので、ぜひチャレンジしてみてください
動画クリエイターのなり方
ここからは、実際に動画クリエイターになるにはどうしたら良いか、について説明していきます。
動画編集は未経験者からでもなれますので、安心してくださいね。
動画クリエイターに必要な道具は「パソコン」と「動画編集ソフト」の2つ
動画編集に必要なパソコンのスペックは?
動画編集をしたいのなら低スペックのPCはNGです。
低スペックのパソコンでは、動画編集ソフトが動かない、動いても激重になります。
おすすめは、MacbookProの13インチです。Webデザインなら15インチ以上をお勧めするのですが、動画編集なら一回り小さくても問題ありません(ただし目に良いのは大きい画面ですけどね)
13インチだと価格もグッと下がるのでおすすめです。
もちろんWindowsでもOKです。Windowsなら、最低これだけは欲しいというスペックがありますので、以下のスペック表を参考にして購入してください。
動画編集ソフトが動かなかったらパソコンだけあっても意味がないので、、がんばってパソコンだけは最低限いいものを揃えてください
CPU | 新型の「core i5」以上 新型の「Ryzen5」以上。 | CPUはパソコンの脳。ここは必ず良いものを。 |
---|---|---|
メモリ | 16GB | 簡単な編集なら8GBでも。ただ心もとないので、できれば16GB以上で。 |
HDD/SSD | 16GB | 保存容量のこと。動画はファイル容量を食うので、後で外付けHDDを買うのもあり。 |
推奨スペック | ||
---|---|---|
CPU | 新型の「core i5」以上 新型の「Ryzen5」以上 | CPUはパソコンの脳。ここは必ず良いものを。 |
メモリ | 16GB以上 | 簡単な編集なら8GBでも。ただ心もとないので、できれば16GB以上で |
HDD/SSD | 16GB以上 | 保存容量のこと。動画はファイル容量を食うので、後で外付けHDDを買うのもあり |
ノートかデスクトップかはどちらでも良いですが、持ち運びが便利なノートパソコンの方がおすすめです
動画編集ソフトはどれを選ぶ?
上記のソフト一択です。
動画編集ソフトは、無料のものからお高いプロ用まで幅広く存在しています。
プライベートの動画製作であれば無料でも良いのですが、お仕事として動画編集を行うには必ずプロ用のものを使ってください。
プロが使う動画編集ソフトのシェアNo.1、というかほとんどの人が使っているのが、上記にもあげた「 「Adobe Premiere Pro」(アドビ プレミアプロ)というソフトです。
仮に動画編集の専門スクールに通った場合も、このソフトを使って学習を行います。
もはや、プロの現場ではこのソフトを使うのが常識とされているので、深く考えずにこれ一択でお願いします。
動画作成の依頼主の中には「Premiere Pro」指定で来る人もいます
また、動画編集には「 Premiere Pro」以外にも「After Effects」という映像加工のソフトを使います。
これらは単品で2つ買うよりも、全て入った「Adobe CC(Adobe Creative Cloud)」の方がお得になるので、おすすめです。
ちなみに、Adobe CCはPhotoshopやIllustratorといったデザインソフトも入っているので、デザインソフトを使ってYouTube等のサムネイルを作ることもできます。
気になるお値段ですが、AdobeCCはサブスクで、定価だと月額10,280 円と結構なお値段になります。年額払いに設定すると、年間で72,336円と少し下がるのですが、これでもまだお高い。
しかし、このAdobeCCは誰でも安く手に入れることができる方法があります。
Adobe公式サイトからではなく、Adobe認定スクールのデジタルハリウッドを経由して購入することで、年額39,980円と44%オフで購入することができるのです。
認定スクールを経由して購入することでのデメリットは特にありません。私も毎年契約更新してます
AdobeCCを安く買う具体的な解説はこちらの記事を参考にしてくださいね。
動画クリエイターになる勉強方法について。独学?スクール
さて、道具が揃ったら早速動画クリエイターになるために勉強をしましょう。
副業で稼ぐためには、まずは動画制作のやり方を学ぶ必要があります。
動画制作専門スクールで学ぶ
一番最短で動画のプロになれる近道は、動画編集を教えてくれる専門スクールに通うことです。
スクールのメリット
- 転職支援・副業支援があると、卒業後の仕事につながりやすい
- プロに必要な実践的なスキルを最短で身につけることができる
- 必要なスキルを体系的にまなぶことができる
- カリキュラムがあるので、モチベーションが上がる
稼げるスキルを確実に・早く身につけたい、1日でも早く仕事に結びつけたいのであれば、動画編集スクールに通うのが一番です。
ただしデメリットもあります。
初期費用にお金がかかる。だいたい10万〜50万くらい
スクールのデメリットは、はっきり言ってお金の面だけ。でもその一点が厳しいというのもわかります。メリットデメリットをよく考えて選ぶ必要があります
スクールなら、プロ講師の元でカリキュラムに沿った学習ができるので、挫折することなく、一貫して最新の技術を学ぶことができます。
また一番のメリットは、副業へのサポートがあること。仕事を取るのに必要なポートフォリオ(制作実績)を授業内で制作したり、開業の仕方がわからない生徒には副業支援を設けています。
完全オンライン型も多く、中には女性限定、ママ限定に特化したスクールもあります。
女性向けスクールでは、扱う題材も女性向けなのでのちに自分の強みになります
女性におすすめの動画編集スクール3選
おすすめの動画編集スクールは、この3つです。安い買い物ではないので、必ず無料説明会に参加して納得いくまで検討してくださいね。
・「Famm」ママ専用動画クリエイター講座
・【studio US】
また、オンラインスクールの老舗「インターネットアカデミー
国がかかげている支援制度ですので、お金をもらいながら未来のための勉強ができる、非常にお得な制度となっています。
インターネットアカデミーは信頼できる老舗のスクールですし、きちんとした国の支援制度を利用しています。シングルマザーの方にはとてもおすすめです。
詳しくはこちら↓↓↓
独学で動画制作を学ぶ
書籍や動画を使って、独自で勉強する方法です。
動画制作スクールと迷っている方は、まずはお金のかからない独学から始めて、もし厳しいと思ったらスクールを検討するのでも良いと思います。スクールに通ってはじめて、独学で学んだことの理解が進む場合もありますし。
独学のおすすめ学習方法は、以下の4つです。
・Adobe ことはじめ講座 (CCユーザーなら無料)
・Adobe ことはじめオンラインカレッジ (CCユーザーなら無料)
・動画学習サイト「Udemy
・書籍で学ぶ
Adobe公式のサービスで学ぶ
必要なソフトのところで紹介した「AdobeCC」の契約ユーザーなら、Adobe公式が運営している以下の初心者向け学習サービスを無料で受けることができます。
・Adobe ことはじめ講座 :いつでも見れる学習動画
・Adobe ことはじめオンラインカレッジ:年数回募集がある、初心者向けのオンライン講座
どちらも初心者向けの講座で、Adobeのプロ講師(レベル高い!)がしっかりとソフトの使い方や動画編集のテクニックについて、教えてくれます。これだけでもかなり独学が進みます!
Udemyで学ぶ
世界中で使われている動画学習サイト「Udemy
おすすめは、「業界最先端の動画制作テクニックを制覇!Adobe Premiere Pro 完全版
動画制作スクールと独学どっちがいいの?
迷っているのであれば、まずは独学でがんばってみて、無理そうならスクールを検討するのがおすすめです。
ただ、副業を目指す方のほとんどは、本職があったり育児との両立を考えている人がほとんどですよね。その場合、隙間時間で独学を頑張ろうとしてもなかなか進みません。そして挫折…。
スクールで数ヶ月限定で頑張って仕事に繋げた方が確実に力になる。また、スクールには副業支援があるのが大きいメリットです。
独学でもスクールでも目指すゴールは同じ。どっちを選んでも失敗ということはないのです。お金や時間と相談して決めるといいですね
副業&動画制作案件の獲得方法は?
さて、副業で稼ぐには、肝心の仕事を受注しなければいけません。
副業の場合はオンラインの仕事マッチングサイトがよい
おすすめは、クラウドワークスという仕事用オンラインマッチングサイトで仕事を探すやり方です。
在宅ワークを中心とした仕事の受発注マッチングサイトで、常時数万件の仕事案件が登録されています。
この中から自分の実力に合ったものに応募し、依頼者の条件に合えば仕事を受注できます。
いきなり受注が決まるのは難しいですが、案件はたくさんあるので何度も応募するうちに決まることがあるはずです。
また、クラウドワークス以外のおすすめに、ママワークスがあります。
ママワークスも同じオンライン完結型の仕事マッチングサイトですが、ここには育児中のママに向けた在宅ワークの依頼がたくさん。
こんな感じの、簡単な動画編集依頼もあります。
もしライバルに勝てる自信がまだない人は、ココナラ
クラウドワークスとの大きな違いは、自分で値段を設定することができるということです。
クラウドワークスが発注側の依頼に対して受注側は応募しかできないのに対して、ココナラ
駆け出しのうちは、ココナラ
身近な人の動画を作成する(それをポートフォリオにする)
最初は知り合いのウェディングMVやプライベートMV、子供のMV作りで、練習するのが1番のおすすめです。知り合いなのでお金にはならないかもしれませんが、練習台と思って…。
作ったものを自分の制作実績(ポートフォリオ)にすると、立派な営業ツールになります。
成功させるには、得意な動画ジャンルを作るのが吉
Webデザインでもそうですが、自分の得意分野を作るのが、稼げる第一歩につながります。
例えばコスメのジャンルで、肌やボディの補正が得意だったら需要が出そうですね。
イラストが描けるのなら、動画にオリジナルイラストも入れられるといった付加価値があると最高です。
同じ動画でも、ポップな編集と上品な編集では、仕上がりが全く違いますよね
私なら高齢者向けのコンテンツ動画のセンスを磨きます。高齢者向けの動画制作のニーズはこれからもっと増えてくると思うからです。視力が落ちてくる高齢者にとって、動画ははなくてはならないコンテンツになってくると思われます。
なので、年齢的に若くなくても、大丈夫。若い子の動画センスについていけなくても、30代、40代、50代以上のニーズに合った動画を作れればいいんです。
副業での動画制作 まとめ
女性の副業に動画編集をおすすめする理由、未経験からの動画編集の学び方、副業で稼ぐ方法についてまとめてみました。
動画はオワコンではありません。これからも絶対に伸びるジャンルです。
副業を迷っている方は、ぜひ動画編集にチャレンジしてみてください。