前回の記事では、CMSとはなんぞやということについて説明しました。
そして、こちらの記事では、フリーランスがよく出会う代表的なCMSについてまとめました。
今回の記事は、CMSの「種類」について解説していきたいと思います。
この種類を理解することで、CMSの知識が深まりますし、それぞれの特徴がさらにわかりやすくなりますよ。
なるべくわかりやすく解説していきますね!
まず、CMSは、ざっくりとですが、クラウドタイプ、オープンソースタイプ、パッケージタイプ、の3種類に分けられます。
オープンソースタイプのCMS
有名なのは、WordPressです。
オープンソースという単語についてまず説明しますね。
世界中にあるあらゆるシステムは、プログラミング言語を使って動いています。このプログラミング言語の記述を「ソース」というのですが、これは通常隠れていて、私たちは見ることができません。
オープンソースというのは、プログラムのソースを全世界に公開して、さらに誰でも無料で利用・改修を可能としていることです。
そのため、世界中であらゆるカスタマイズが行われていて、さらにそれを利用することができるのです。
どんどん拡張性が広がっていくのが特徴!自由度が高い上にコストもかかりません
- ライセンス費用がかからないため、初期導入費用がない
- カスタマイズの自由度が高い
- 個人プログラマ等によるプラグインの開発が積極的に行われているため、機能によっては安価または無料で導入できる
デメリットとしては、ソースコードが公開されている分、セキュリティには気をつけなければいけません。
またサーバーは別に用意する必要があります。
クラウドタイプのCMS
有名なのは、Wix・BASE・Jimdoなど。
クラウドタイプのCMSは、最もITリテラシーの低い人に向けたサービスです。
その特徴は、ブラウザとインターネットさえあれば、Webサイトを作ることができるということ。
提供会社のサーバー内にCMSがあるため、別にサーバーを用意する必要もなく、セキュリティを厚くするために費用をかける必要もありません。
サーバーやシステム管理・セキュリティ管理は、全てCMSを提供するベンダーが行ってくれますので、メンテナンスフリーという安心感があります。
クラウドタイプの場合、用意されたテンプレートを選んで、テキストを変更するだけで、わずか数日でWebサイトを構築することができます。
クラウド型は、高機能+コスト高のものと、低機能+コスト低の両極端に分かれます。
クラウド型に共通するのは、非ITの人に優しいつくりなことです。
パッケージタイプのCMS
パッケージタイプは、昔のDVD形式のソフトを思い浮かべていただけるとわかりやすいでしょうか。
自分のPC(CMSだとサーバー)にインストールすることで、利用できます。
パッケージタイプはライセンスを購入する必要がありますが、オープンソースと違ってCMSベンダー(CMSを開発した会社)のサポートが入りますので、より安心感があります。
まとめ
CMSの仕組みの種類について説明しました。
今回まとめた記事は、Web制作者としては知っておいた方が良い、CMSの裏側の仕組み部分のことです。
クライアントに全てを説明する必要はないと思いますが、それぞれのCMSの特徴を知ることで、クライアントの要望を満たすCMSを提案できるといいですね!