イラストが描けないWebデザイナーでも大丈夫な理由と素材の探し方など

この記事を書いているのは、Webデザイナー歴17年の現役フリーランスです

「Webデザイナーってイラストが描けなきゃダメ?」

Webデザイナー歴15年になる私を例に出しますと、イラストは全く描けません。私のイラストを描く力は、園のママ友より低いと断言できます。

このブログはイラストを多く使っていますが、全てイラストACAdobeStockという素材サイトで購入したものです。

近年の素材サイトの質はものすごく高いので、自分にイラスト力がなくても困ったことありません。

仕事でイラストが必要な時は外注で専門のイラストレータさんにお願いするか、素材サイトで探すことが多いですね。

特にイラストACは高クオリティのイラスト素材が基本無料で利用できるし、有料会員であれば何枚でもダウンロードし放題になります。しかも月1,000円程度という破格の安さ。一度使ったらやめられません。

なので、結論としては、イラストを描けなくても全然OKです。

目次

Webデザイナーの仕事はデザインをすること

Webデザイナーの仕事は、サイトをデザインする仕事です。

デザインとはなんでしょうか?

1.情報を整理して、ユーザーに届くよう設計すること。

2.情報が届くように、綺麗な形に見栄えを良くすること。

ですね。Webデザインの場合は、まず情報の整理、設計→レイアウトやページ構造を考えることが第一になります。そして、見栄えの部分でイラストが必要であれば、イラストを使う。必要でなければ、使わない。という選択肢になります。

この設計部分やトータルデザインは、デザイナー自身が行わなければいけません。そうでないとちぐはぐなものができてしまいます。Webデザイナーはまずここの技術をしっかり磨く必要があります。

イラストは取り出しやすいというか、そこだけ外注に出しやすい部分でもあります。

実際多くのWeb制作の現場は、デザインはWebデザイナー、イラストはイラストレーターという分業制になっています。

Webデザイナは、イラストをどう使うか、どうデザインに活かすかという方法を知っていればOKです。

ただ、自分で描けるにこしたことはありません。商業イラストなら特に重宝されます。

ちょっとしたアイコンでもオリジナルにした方が、サイトのクオリティがあがるのは事実です

Webデザイナーがイラストを描けた方がいいと言われる理由

今やWebサイトは企業の根幹をなすメディアです。Webサイトは膨大な情報を一般ユーザーによりわかりやすく届ける必要があります。

でも画面の前のユーザーは細かいテキストなんていちいち読んでくれません。ただでさえ情報に溢れた自体、人が文字を読む時間はどんどん少なくなってきています。

そのような現状の中で、自社のサービスや商品をオリジナルイラストで伝えることは、非常に効果的です。

イラストは難解な情報を明確に可視化する役目がありますし、イラストを多く使ったサイトは、とてもユーザーフレンドリーな印象を与えます。

イラストメインのWebサイトが爆発的に増えた

ここ数年ではイラストを中心とした企業サイト・メディアサイトが、爆発的に増えてきています。

トレンドは、線画のすっきりしたデザイン。読みやすい、親しみやすい、わかりやすい。

全体的にイラストを使ったサイト例

 

https://sodan.e-65.net/

 

https://fin-d.life/

 

https://aoki-jimusho.net/

部分的にイラストを使ったサイト例

「特徴」や「サービス」のコンテンツだけでもイラストを使う手法は、もはや定番ですね。

昔はイメージ写真で抽象的に表現していたところを、イラストだとより具体的に情報を届けられます。

https://special.nissay-mirai.jp/

 

イラストを使ったデザインは、わかりやすさはもちろんのことサイトの雰囲気・好感度が高くなるのもポイントです。

 

イラストタッチの流行はその都度変わりますが、オリジナルイラストを使うという流れ自体はこれからどんどん主流になっていくのは間違いありません。

企業サイトでは、写真も素材じゃなくてオリジナルで撮影したものを使うのがすっかり主流になりました。オリジナルイラストもどんどん増えていく一方です

イラストの需要が今後も上がっていくことは間違いないので、Webデザイナーがイラストも描けた方良いという話も一理あります。

次に、実際のメリットとデメリットについて解説します。

Webデザイナーがイラストを描くメリット・デメリット

Webデザイナーがデザインだけでなく、イラストも兼任した場合のメリットは以下が考えられます。

  • 自分のイメージ通りのデザインになる
  • 外注しない分コストカットになる

【メリット1】イメージ通りのデザインになる

外注のイラストレーターさんに、「ここにこういうイラストが欲しい!」と伝えても、その通りのイラストが上がってくるとは限りません。何度細かく伝えても全然違うイメージのものが上がってきた時は、絶望しかありません(そして、原因は伝える能力がないデザイナーのせいになります)

また、イラストレーターさんのセンスが良いと思ってお願いしても、いざ自分のデザインにはめてみるとなんか違うということも多々あります。

自分のデザインにピッタリハマるイラストレーターさんを探すというのは、実に難しいのです。

その点自分でイラストを描けるのであれば、もう無敵です。イメージにぴったりのイラストを作れるのですから、ストレスフリーです。

【メリット2】外注しない分コストカットになる

特にフリーランスのWebデザイナーであれば、外注費のコントロールも自分の仕事のうちになりますので、自分でイラストを描けた方が設けは高くなります。

また、外注でイラストレーターにお願いした場合、イメージがうまく伝わらず修正を繰り返すハメになることもあります。修正回数を設けているイラストレーターも多いので、トラブルになりがちなところです。

次に、デメリットについてもあげてみます。

  • イラストを描く時間をとられてしまう

【デメリット】イラストは時間がかかる

イラストを描くのはとても時間がかかる作業です。クオリティが高ければ高いほど大変です。

Webデザインもやってイラストも描くのを一人でこなすのは、はっきり言ってかなりの時間を使います。

しかもWebの制作現場はスピード重視・納期ありきで動いていますので、実際の現場はイラストはイラストレーターに、デザインはデザイナーにと分担作業になっているケースが多いです。そうしなければ納期に間に合わないからです。

イラストが描けない人におすすめの素材サイト

イラストが描けなかったら素材サイトをどんどん利用していきましょう。

優れたイラストレーターは今後も増え続けることは間違いないので、素材サイトはこれからも無くなることはないし、今よりどんどん高クオリティの素材が増えてくると思います。

絵の描けない私が利用しているイラスト素材サイトや、オリジナルイラストが欲しい時にイラストレーターさんを探すサイトについては、以下の記事にまとめてあります。

イラスト以外の素材サイトの一覧はこちら

外注イラストレーターの探し方と依頼時の注意事項

素材サイトの汎用的なイラストではなく、オリジナルでイラストを作って欲しいのであれば、専門のイラストレーターに外注することになります。

イラストレーターを探すなら「ココナラ 」がおすすめです

アニメイラストやSNS用似顔絵、Vtuberまでいろいろなテイストのプロが検索できます。Webサイト用の商業イラストが得意なイラストレーターさんも多数在籍していますよ。

依頼する時は、どんなイラストが何点欲しいかを明確にしましょう。デザインやイラストといった感性勝負のふわっとした商材はトラブルになりがちです。お任せします、が一番よくありません。

・欲しいイラストの具体例をあげる。こんなテイストで、と参考イラストをあげるのが一番です

・描けるならラフスケッチを書く

・修正回数・納品の画像形式等は最初にしっかりと定めておく

・グリーン系で、カラフルで、といったカラーも指示する

・自分のデザインカンプは上がってから依頼する方が伝わりやすい

もしくは、相手のイラストに合わせて自分がデザインを起こすのもありです。

また、イラストレーターとデザイナー間では気持ちよく仕事ができても、クライアントからのひっくり返しがないとは限りません。イラスト全部直してとか。

フリーランスであれば、その辺のコミュニケーション能力が必要ですね。

まとめ

2023年の現在では、イラストを描けなくてもWebデザイナーはやっていけます。

私の例で言うと、デザイン以外にWebコーディングスキルもあるので、イラストが描けなくてもそこまで自分のスキルが低いと思ったことはありません。

ただし、今後はWebサイトにおけるイラストの需要はどんどん高くなると思います。

特にフリーランス志望者であれば、【Webデザイナー+イラストレーター】のスキルがあれば、強力な武器になるのは事実です。

描けない人も、外注のイラストレーターさんと組むことでいろいろなサイトデザインにチャレンジすることができて、自分の幅が広がりますよ。

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