友人の紹介で受けたけど、聞いているうちにだんだん話が大きくなってくる。
簡単な依頼を受けたつもりが、思ったより大ごとだった。
お客様の求めるデザインレベルが想定より高すぎて困っている。
そんなサイト自分の実力じゃ作れないぞ…なんて内心焦っちゃうこと、フリーランス初心者のうちはありませんか?
会社員デザイナーであれば同僚や先輩に助けてもらえますが、フリーランスだと厳しい状況ですよね。
私も通ってきた道なので、こんな時にどうしてきたかを考えてみました。
1.丁寧にお断りする
自分の実力より大幅にずれた依頼であれば、お断りするのもしょうがないことだと思います。
自分の力不足でこれ以上案件を進められないことを説明し、このまま進めてしまうと相手に迷惑をかけてしまうことをお詫びしましょう。
それまでかけた時間と労力は無駄になりますし、お金ももらえないでしょうが、勉強代だと思って潔く身をひいた方がお互いすっきりします。
2.有料CMSを利用する
ただ単に断って終わりなのは忍びないと思ったら、CMSサービスや有料テンプレートを使うのもひとつの手です。
例えば複雑で高度な技術を必要とするネットショップ、クオリティの高いサイトデザイン、今の自分の実力ではできないものでも、有料テンプレートを使うとあっさりとクリアできることもあります。
有料テンプレートはプロデザイナーが作っていますので、デザインレベルが一定のクオリティがあります。
また、オリジナルでサイト制作するより、ずっとコストを抑えることができます。
さらに、制作工数もぐっと短くなるので、予算を抑えつつ納品も早く終わる、結果としてクライアント側の満足度も高くなります。
高クオリティのデザイン&機能を持つ「TCD」
おすすめは、ワードプレステーマ「TCD」です。
5万円以下でデザインレベルが高く、非常に多機能なWebサイトを作ることができます。
コスパでいうと、ダントツで一番おすすめのテンプレートです。
WordPressの知識は必要ですが、もともと知識のないエンドユーザー向けに展開しているサービスですので、Webデザイナーであれば問題なく導入できると思います。サポートもしっかりしています。
1テーマ買い切りですので、サーバー費以外のランニングコストも必要ありません。
5万円以下で、非常に高クオリティなサイトを手に入れることができます。
TCDはこちらの記事にもまとめています。
簡単に安く抑えたいならクラウド型のCMSがおすすめ
TCDよりさらに楽に仕上げたいのであれば、クラウド型のCMSサービスがおすすめです。
数あるテンプレートの中からデザインを選び、コンテンツを流し込むだけで、オリジナルWebサイトをアップすることができます。
決まったテンプレートに、オリジナルの写真と文章を流し込みするだけ。初心者でもWebサイトを作れるのが、このサービスの売りです。
しかも、基本的に初期費用が0円。お客様の負担も抑えられます。
さらにサイト公開後も、お客様自身の手で更新が可能。
CMS会社側のサーバーを使うので自社でサーバーを契約する必要もなく、セキュリティの課題もバッチリです。
小規模サイトなら Wix(ウィックス)
Wixは、世界中で利用されているCMSです。
テンプレートを使ったサイト構築なら、1日あればサイトをオープンさせることができます。800以上あるテンプレートの中から選んで写真とテキストを流し込むだけの簡単さ。
広告なしプランで、900円/月からという安さです。
ネットショップ開店サービス BASE(ベイス)
ネットショップを希望の場合は、BASEがおすすめです。
wixと同じく、テンプレートを選ぶだけでネットショップを簡単に作れるサイトです。
BASEの利用料は基本的に無料、その分商品が売れるたびにBASE側に手数料をとられるという仕組みになっています。
商品が売れない限りはコストが発生しないので、お客様にもおすすめしやすいです。
BASEはこちらの記事も参考にしてください。
テンプレートサービスを使うデメリット
テンプレートを使うデメリットは、どうしても制限がでてくること。オリジナルで作るとクライアントの要求全てに答えることができますが、テンプレートはどうしてもできないことがあります。
クライアントからするとすごく簡単に思えることが(実際オリジナルだと簡単にできる)、テンプレートだと対応不可ということも十分ありえます。
デザイン的にも機能的にも、テンプレートは注意が必要になります。
クライアントには、何ができて何ができないかを細かく説明して、相手に納得してもらいましょう。
まとめ
フリーランスをやっていると一度引き受けた案件をお断りしなければいけない機会も出てくるかと思います。
予算の関係かもしれないし、自分のスキル不足の問題かもしれません。
どんな場合でも、ただ断るだけでなく、次につながる提案をできたらいいですよね。
もし有料テンプレートの構築を請け負うのであれば、テンプレート代だけでなく、自分の作業費もきちんと見積しましょうね。