成功事例から見るwebデザイナーの独立・ステップについて

フリーランスの成功事例を4つ紹介!

こんにちは、フクです。この記事を書いている私は、Webデザイナー歴18年、フリー歴10年を超えるアラフォーデザイナーです。

Webデザインを学んでフリーランスになろうとしたけど失敗した事例はネットに山ほどあるので、この記事では私の周りの成功したフリーランスの成功事例をまとめてみました。

ちなみに何を持って成功と言うかですが、大金稼いでウハウハな人は正直いって一人もいません。さらに彼らが老後までずっとフリーでやっていける保証もありません。

個人的にフリーランスとして成功したと思うのは、以下のような人たちです。

  • 5年以上黒字で続けている
  • 一人暮らしをできるだけ、もしくは家族を養うだけの収入がある
  • 副業として長く安定している

これらの人たちをフリーランスの成功者として紹介させていただきます。

デザインスクールを卒業し、制作会社に派遣で入社。3年働いた後に独立したYさん

Yさんのイメージと独立までの具体的な流れを解説【異業種で働く→働きながらスクールへ→派遣でデザイナーとして働く→独立】

Yさんは前職はWebとは関係ない仕事でしたが、フリーランスに憧れがありました。Webデザインに興味をもち、仕事をしながら大手のWebデザインスクールに入会。オンラインではなく通学スタイルで、会社や休日に通っていたそうです。

スクールを卒業後は、正社員ではなく派遣として制作会社へ勤務。3年間複数の現場で働いた後に、元々なりたかったフリーランスへ独立しました。

独立後は現場で得たスキルや知識を元に、自分のペースでフリーランスを続けています。最初はクラウドソーシングを中心に仕事を取り、後にクラウドソーシングだけではなく紹介案件も増えてきました。

元々独立を考えていたYさんは、正社員に拘らず派遣社員として複数の現場を経験したのがフリーランスの成功につながったのかなと思います。

Webメディア会社へ入社したAさん。8年働いた後に結婚・退職、出産後にフリーランスとして独立。

Aさんのイメージと独立までの具体的な流れを解説【Web制作会社で働く→結婚後専業主婦に→出産後に在宅フリーランスデビュー】

大学卒業後に編集の仕事につき、その後Webメディアの会社へ転職したAさん。多忙な職場で働き、企画・制作を担当していたそうです。30代手前で結婚・会社は退職し、いったん専業主婦に。その後出産、子供が3歳になったのを機に副業として在宅ワークを始めました。会社員時代のWebの知識やスキルはあるので、子育てと両立できる小さい案件を中心に受注し、月6万円の収入を目標に頑張っているようです。

Aさんのパターンはフリーランス副業界隈でよくあるパターンです。元々Web関係の会社に勤めていた人が、出産後在宅ワークとしてWebデザイナーになるのはよくある流れ。逆にいうと、今若い人で在宅ワークを考えている人は、Web系の会社に入っておくと将来有利になります。

趣味でのデザイン作業が楽しくて、軽く副業もしていたKさん。本格的にWebデザインを学びたくてスクールに入学。その後フリーランスとして独立。

Kさんのイメージと独立までの具体的な流れを解説【元々デザインが趣味→Web会社へ転職した買ったが失敗 →スクール(短期)で自分に足りない知識を学習→独立】

元々デザインをすることが好きだったKさん。友人の店のショップカードや結婚式のペーパーデザインを頼まれたりすることが多く、たまにネットで依頼を募り副業としてもやっていました。その後本格的にWebデザインを勉強したくなり、独学でやろうとするもIT知識はほぼなく厳しかったので、短期型のWebスクールを申し込み、ノウハウを習得。独学とスクールとを合わせて、ひたすらスキルを学びました。コミュニケーションは得意な方なので、副業時からの営業を生かし、ペーパーデザインとWebデザインの両方を受注しているそうです。

Kさんがフリーランスでも成功したのは、元々デザインが好きで何もなくても副業するくらいの情熱があったからかなと思います。ITの知識がないからとさくっとスクールに入会するくだりも、自分の足りないものを最短で取りに行く感じがかっこいいです。

全くの未経験者&独学のEさん。知人の紹介でフリーランスのアシスタントとして修行を積む。

Eさんのイメージと独立までの具体的な流れを解説【未経験者だったのを独学で勉強→プロデザイナーのアシスタントとして現場スキルを覚える→徐々に自分の案件が取れるようになる】

Eさんは、Web業界は全くの未経験者。かつスクールには通わず独学で勉強を重ねてました。基本的なスキルは身についていたので、すでにフリーランスでやっている人のアシスタントとして細々とした業務を振ってもらい、半分修行のような感じでやっていました。

それでも数年経つと実力はついてくるので、徐々に回せる仕事が増えていき、今では自分一人でこなせる案件を中心にフリーランスとして活動しています。

Eさんの例は特殊に見えますですが、フリーランス界隈ではおかしくありません。実力より紹介や人間関係の方が重視されがちです。Eさんは周りからとても好かれていましたし、仕事もお願いしやすい性格の人でした。また受けた仕事も誠実にこなすので、信頼感がありましたね。

あちこちの制作会社で10年働いたOさん。独立後は着実に実績を積み、今は法人化してチームとして制作指揮に当たってる。

Oさんのイメージと独立までの具体的な流れを解説【大卒後新卒としてWebデザイン会社に就職→20代はデザイン仕事漬け→30代で独立、やがて法人化】

専門学校を卒業後、Web制作会社へ入社したKさん。デザイナーとして何社ものWebサイトを手がけました。一度転職しましたが、またWeb制作会社でとにかくデザイン漬けの20代を送りました。30代で独立、独立後も実績を積み重ね、30代後半からはチームでの仕事を意識し、40代で友人と一緒に法人化。今は自分で手は動かさず、営業やディレクションを中心に行っています。

Oさんは、正統派のフリーランス成功例ですね。専門学校や美大を出て、就職当初からデザイナーとしてずっとやっていくと、30代過ぎる頃にはかなりの実力者になっているはずです。会社がブラックであればあるほど。
その後独立したり、会社を立ち上げたり、一生デザインで食べていく人たちですね。

目次

成功事例からわかる、Webデザイナーに必要なこと

基礎スキルは必須

当たり前ですが、やはり基礎的なスキルは必要です。最低限のデザインができること、できない人は独学なりスクールなりで学んでいます。自分に何が足りないかがわかる人は独学でもいいかもしれませんが、何が足りないかもわからないのであれば、スクールで全部まとめて教えてもらうのがいいでしょう。

現場での修行が重要。ただし正社員じゃなくても良い

やはりWeb制作の現場を知らず、就職をせずにいきなり未経験でフリーランスになるのは、成功する確率は低いです。ただし、例外として、他のキャリアが長く、例えば営業やコンサルのスキルが高かったら成功するかもしれません。

現場では、クライアントとのやり取りの流れ、納品方法、現場でのテクニック、トラブルの対処、実践と、たくさんのことが身につきます。

上記で成功例にあげたように、独立を見据えているのであれば、正社員である必要はありません。派遣や契約社員でも現場の経験値を得ることが十分にできます。

営業能力は必須

フリーランスに必要なのは営業能力です。スキルが高くても営業できなければ仕事はきません。

しかも、売る商品は自分自身になります。フリーランス市場はむちゃくちゃ競争が厳しいです。

営業には自分の価値(値段)を見定めることも大事です。

またフリーランスは継続案件を持っているかどうかで、成功が決まります。

クライアントと最初の仕事が重要です。またこの人と仕事がしたいと相手に思わせること。

基本的に、クライアント側も何度も制作者を探すのは大変です。当たり外れが大きいし、デザイン力でなく性格的に合わない人もいるからです。

なので気に入った人がいれば、ほぼ丸投げ状態で仕事をどんどん回してくれます。

新規顧客獲得も大事ですが、継続案件を取れるようがんばりましょう。

DTPデザインなど他のスキルもあると良い

DTPデザインとは紙もののグラフィックデザイン、つまりポスターやショップカードや会社案内、チラシのことです。

WebデザイナーとDTPデザイナーの両方できると、ぐっと価値があがります。というのも、フリーランスに降りてくる依頼は、どちらもお願いしたいという案件が多いからです。

特にお店の依頼は、Webサイトもショップカードも、クーポンのイラストも全部お願いしたいという人が多いです。

ブランディングデザインという意味でも、同じデザイナーが作った方が良いものができますし、そもそもクライアントはなるべく外注先を減らしたい、指示は一つにしたいと思っています。

その他のスキルでは、一番オーソドックスなのが、Webマーケティングのスキルです。

クライアントはWebサイトを作って欲しいのではなく、Webサイトで売上を伸ばして欲しいのが本音です。その手助けができる人、的確なアドバイスができる人を求めています。

孤独な経営者に寄り添えるフリーランスに仕事はやってきます。

フリーランスデザイナーが成功するためのプラスαのスキルをまとめた記事も書いているので、読んでみてください。

フリーランスにはコミュニケーション能力も必要

フリーランスには会社員以上にコミュニケーション能力が必要と言われています。これは何も、社交的で誰とでも仲良くなれる能力ではありません。クライアントの希望を理解できる、クライアントの要望に対して的確な提案ができる、そんな双方向のコミュニケーション能力です。

あと、単純なことですが、信頼関係は本当に大事です。フリーランスの中にはびっくりするほど不誠実な人もいます。誠実な仕事をするというだけで、十分素晴らしいです。

フリーランスのリスクを減らすには

会社員のまま副業する

Webデザイナーよりプログラマに多いですね。会社に勤めてお給料をもらいつつ、仕事終わりや休日に副業として外からの案件をこなします。家族がいるとちょっと辛いですね…。

でも、独立を目指すなら、まず最初はこの副業スタイルが確実に安全です。もし軌道に乗ったら、本格的に退職も考えていいのではないでしょうか。

スキルアップの時間を取る

Web制作の知識は日々アップデートされています。フリーランスは確実に収入になる案件をとりがちで、自分の実力以上のものにはない傾向があります。会社員と違って責任も取れませんしね。。

そんな中でも、仕事とは別にスキルアップの時間を取ることは大切です。

日々ただ仕事をこなしていただけの人と勉強を続けた人で、3年後5年後の生存率が変わってきます。

フリーランスの仕事内容を知る

一口にWebデザインと言ってもいろいろな仕事があります。どんな仕事が自分に向いているかを考えておくと、失敗が少ないです。

女性は独立のタイミングを考える

出産育児を考えている女性ですでにデザイン業界にいる方向けの記事です。

20代で独立する場合の、注意点や成功のコツをまとめた記事です。

まとめ

フリーランスWebデザイナーを成功させるのは簡単なことではありません。でも、どんな仕事もそうですが、本人のやる気と行動がともなっていたら、道は開けます。

フリーランスを目指す全ての人が独立成功するよう、こころから祈っています。

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